資産が増える安心感やテクノロジーの利便性がもたらす落とし穴

金銭感覚が合わない夫婦 弱者の金融戦略

初期の資産形成期に潜む罠

今回は、少しずつ積立投資や財形で貯金ができるようになり、資産運用の習慣化が進み、家計簿アプリを使うことで家計が把握できるようになったことで、調子に乗ってしまい一気に収支がマイナスに転落するキッカケの話になります。

なぜ罠に嵌ってしまうのか

人間は愚かなもので(僕が特別愚かなだけですが…)貯金が貯まってくると「何かあったとしても***円のお金があるから大丈夫だろう!」という風に過度に楽観してしまいます。

なまじ家計簿アプリによって家計が見える化されていると、まるで自分が将来の収入支出をうまくコントロールできている様な感覚を持ちます。ただ、実際には毎月の収入が格段に増えるわけでは無いので、生活の水準を上げられるわけではないです。また、iDeCoなんかは特に分かりやすいですが、確かに資産は増えていくものの、今すぐに引き出して自由に使えるタイプの資産運用方法ばかりではありません。

収入は大きく変わってないし、従って可処分所得(使えるお金)も増えた訳ではないが、金銭感覚だけがユルユルになってしまうというのが、資産形成期の初期における一つの罠だと思っています。

家庭環境の変化によっても簡単に金銭感覚やお金の使い方が変わる

本当は収入が増えているわけではないのに、お金が貯まっていくことで、自分にお金があるように錯覚してしまう・・・完全に自分が悪いだけですが、振り返ると、結婚して一人暮らしでなくなったことも負のスパイラルに拍車をかける結果になったと思います。

1回目の結婚が20代半ばにあった(しかもお相手が、実家がお医者さんの箱入り娘の方でした)こともあって、一人で過ごしている時よりも格段に食べるものや出かける場所が増え、少し背伸びして身の丈に合わないものを夫婦で選ぶ、ということも多くなってしまっていました。

軽い気持ちの「ボーナス払い」、からの「リボ払い」

お金がない時でも欲しいものが買える、行きたいところに行ける、そんな魔法のような手段があります。

クレジットカードです。

僕はだんだんとやりたい事・食べたいものを我慢しなくなっていき、資金繰りが難しい時は支払いを先延ばしにしたり、ボーナス払いにしたりしていました。それでも利用残高が増えてしまって、支払いが厳しい時は「後からリボ払い」というサービスを使って支払いをどんどん細分化・長期にしてしまいます。

繰り返し、これらは全て僕の身から出たサビですが、キャッシュレスだったり、決済後にリボ払いに変更できたり、支払う金額をスマートフォンで簡単に操作することができるっていう利便性を、勘違いして悪い方向性で使ってしまった、すごく悪い例だと思います。

ただ、これは誰にでも起こり得る、特に資産運用がうまく回り始めた人に起こる罠ということで、単純に僕がだらしないだけなんですけど、他の人には同じ思いをしてほしくないと思います。

次回はリボ払いの恐怖に関して、経験者としてもう少し深掘って記事にしていきたいと思います。

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